今井 充子 講師

しあわせのランプLGBTサロン
岐阜県

私は、日本LGBTサポート協会に出会うまで性的マイノリティという言葉は「遠い世界の人達の事」と漠然と考えていました。いや、恥ずかしながら考えた事もありませんでした。
しかし、それまで私の周りにはいなくて無縁だと勝手に思い込んでいたと知りました。『知る』という一歩目を踏み出してみると、当事者の方々に私自身を「理解をしない人」と認識されていたので誰も心を開いてくれずひた隠しにさせていたと気が付きました。
『生きづらさを感じている当事者』が活動をするのはとても意義のある事です。
しかし、知らなかった私が知ったからこそ、今なお知らない人達に同じ立場でお伝えする研修にしか伝えられないものがあると感じています。
研修後の質問タイムも『当事者の方には失礼かもしれなくてお聞きできないのですが‥』という前置きで質問を受ける場面もあります。
こんな時に、つい数年前までセクシュアリティに無関心で生きづらさを感じている方達が目に入らなかった私だからこそ質問をいただけて、返答ができ、伝えられたとこの活動の重要さを実感しています。